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結局は、この地球上から記憶が消失した時点で

人の人生は夢であるかのように消えるのだと


少なくとも誰かが僕を忘れてしまった時点で

僕と言う存在はまたひとつ地球から薄れるのだろう


感情と表情と風景と言葉が

消えていかないよう足掻き続ける


僕の記憶と君の記憶の中だけで

保たれている小さな世界


僕が消えてもここにある言葉は残り続ける