2024年12月31日 はじめに ふと最近、過去を振り返る機会があって どんどん掘り進めていたら 残していた宿題に気づく 今の自分が長らく会っていない昔の自分と 対話しているような感覚を得て その当時の自分の言いたかった事を辿る そうしてやることで あの頃の言葉や自分を救ってあげることが できるような気がしている 置いてきてしまった言葉の本質を 直しながらのんびりと追いかけていく 解釈は、読み手の思うままに… 続きを読む タグ :詩写真詩言葉写真風景感情創作詩集自由詩
2023年12月02日 雪解けと同じように 振り返って要らなかったと 切り捨てることで 自分の心が晴れるのなら そうすればいい ある日突然消失することを 知っているから その時点で悔いなきよう できることをするのだ、と タグ :詩写真詩言葉写真風景感情創作詩集自由詩
2023年12月02日 フレームの中 このまま綺麗なままで 固めてしまいたいとさえ想えた 何の言及も真相究明もせず 上辺だけの美しい世界に焦がれた 隠し持った感情を飲み込み 理想に入り浸りたい言えない本音 その希釈しても濃厚な世界を 矛盾に満ちたままポケットに入れる タグ :詩写真詩言葉写真風景感情創作詩集自由詩
2023年11月30日 ハレーション この先二度と君に逢えなくていいそう想えるときを迎えられますようにいつまでも優しい君が遠くから僕を支えてくれますように タグ :詩写真詩言葉写真風景感情創作詩集自由詩
2023年11月16日 言葉選び 僕の言葉が君に 刺さらなくてよかった 散らばった言葉の破片を 君が踏まなくてよかった 人は言葉で簡単に傷つくと いう前提から始まる愛情の深さ タグ :詩写真詩言葉写真風景感情創作詩集自由詩
2023年11月11日 一歩踏み出すこと 奪った答えを継ぎ接ぎして 張りぼての看板を掲げた頃を 正当化するつもりはない 自力で断つことを放棄して 人を拒絶していた頃の僕を 蹴散らしてやりたいとすら思う 忘れてはいけないのは いつも迷子になった僕の手を 引いてくれた人々がいたこと タグ :詩写真詩言葉写真風景感情創作詩集自由詩
2023年11月09日 終点 どれだけ埋めても 埋まらないものと同じで 求め続けようとするほど 永遠に続くのだから 終わりのないものを 自分の意志で終わらせる 続いてしまう一本の線を 自らの意志で切っていく 終わりは作られるのではなく 作っていくのだということ タグ :詩写真詩言葉写真風景感情創作詩集自由詩
2023年11月06日 覚悟 本当は手にあるべきだったもの それを失っていたことに気づく 思えば失ったものなど 数えきれないのだけれど 大抵は取るに足らないもので なくても生きられるもの けどそれは違った 完全に失ったままだった 残りの僕をかけて 取り戻す必要があるもの タグ :詩写真詩言葉写真風景感情創作詩集自由詩
2023年11月04日 さだめ 鉛筆みたく 身を削って役目を果たす 大事なことは あくまで目的を 達するための手段であり 鉛筆自身には 問題解決をする力が ないのだということ タグ :詩写真詩言葉写真風景感情創作詩集自由詩
2023年10月29日 色付く葉の意志 他に染められたのではない僕自身が良いと思ったから自らの意志で染まったのだいずれ枯れて落ちようとも鮮やかに色付く瞬間のない生き方をしたくはなかった タグ :詩写真詩言葉写真風景感情創作詩集自由詩
2023年10月27日 空一面に広がる青 僕がどれだけ落ち込んでも いつも変わらず穏やかな青 雑音が煩わしくなっても それすら忘れさせてくれる青 だから雨の時も雪の時こそ 穏やかで落ち着ける僕を タグ :詩写真詩言葉写真風景感情創作詩集自由詩
2023年10月26日 コスモス その辺で見かける ありきたりな言葉で 君との一瞬を 終わらせたくない 走り走って息切らして 想いを振り切った先 とっておきの言葉を添え ここで君を待つ タグ :詩写真詩言葉写真風景感情創作詩集自由詩
2023年10月26日 忘れて来たもの 性質というよりも 裏表のまったくない 素直な感情に惹かれた 探し求めていた 僕にないものを 君であれば 知っている気がして タグ :詩写真詩言葉写真風景感情創作詩集自由詩
2023年10月20日 その刹那 散りばめられた光が 空に溶け消えてゆく 少し遅れて響く音 うっすら残る煙 焼き付けたいのは その儚さゆえ 追いかけたいのは その尊さゆえ タグ :詩写真詩言葉写真風景感情創作詩集自由詩
2023年10月19日 放棄してはダメな理由 自分を裁くのは 最後は自分だと信じていた そうすべきだと決めていた けど最後の最後に 僕の味方になりうるのも 僕しかいないのだから どんな状況下でも 本当の意味で僕を救えるのは 僕しかいないのだから タグ :詩写真詩言葉写真風景感情創作詩集自由詩
2023年10月17日 空の上から ただ君と一緒に この景色を見たかった 愛されたい訳でも 心奪われたい訳でもなく 二人だけの記憶を いつか君と話したかっただけ タグ :詩写真詩言葉写真風景感情創作詩集自由詩
2023年10月16日 絆と支配 単なる突風や向かい風で 簡単に手を離すことがないよう 理解と信頼の深さを求めた ただ、より大切で大事な 存在になることを 望みながらも恐れた タグ :詩写真詩言葉写真風景感情創作詩集自由詩
2023年10月15日 離れ離れであっても 太陽のように 存在自体に紛れがなく この世にひとつしかないものを ずっと信じていたかった ピンクがかったあの日の夕焼け すごくきれいな空、と知らせる 君の目に映った夕焼けも 僕の目に映る夕焼けも 遠く離れていても同じ空 それ以外にはない唯一の事実 タグ :詩写真詩言葉写真風景感情創作詩集自由詩
2023年10月14日 罪悪感 時として事実を 捻じ曲げなければならないもの 最終形が正しくなるよう そこにあった真実を書き換えること その内容の如何にかかわらず 避けては通れない障壁だったこと 1点を捻じ曲げたことにより 均整が崩壊するリスクを受容すること それが分かってもらえなかったとしても 自分が侵され蝕まれてしまったとしても タグ :詩写真詩言葉写真風景感情創作詩集自由詩
2023年10月12日 とびら 絶対絶命の時には 扉を開けて来てくれた 答えを求めて外を探すと その答えは内側にあると 行動で示す人だった 重く固い扉を叩いて 君が閉ざした先を追う 遠いようで実は近く 近いようで限りなく遠い その距離は変わることなく タグ :詩写真詩言葉写真風景感情創作詩集自由詩
2023年10月11日 らしさ もうこの世界は 元に戻せないほど 汚れた場所だから 綺麗に見える作りもの その実は全て偽なのだと 元から世界にあるもの 自然に存在していたもの それだけを信じること そして物事の終わりが 行き着くところなのだと タグ :詩写真詩言葉写真風景感情創作詩集自由詩
2023年10月10日 Errors 頭に文字が流れ続ける 言葉は全く出ない どんな手を使っても 打開の余地はなかった 時間枠いっぱいに 詰め込んだ感情と心情 嬉しくも苦しくも 同じ一日に変わりはない その上で、知った上で 君は笑顔だったのだと タグ :詩写真詩言葉写真風景感情創作詩集自由詩
2023年10月10日 変えたくても変えられないもの 本当は人が好きなのに 一人でいた君の 手を引っ張って 一人が幸せという君に 本心ではないと 決めて入り込んで 結果を良い方へ 変えるために僕らは 出来る限り尽くすのだと 変えたくても 変えたくても どうしても変えられないもの タグ :詩写真詩言葉写真風景感情創作詩集自由詩
2023年10月09日 森林限界の手前 風のように予告なく変わる きまぐれな風見鶏だから 状況次第でどちらにでも 行けるよう道を残したずるさ いつでも離せる手は 未だ掴んだまま タグ :詩写真詩言葉写真風景感情創作詩集自由詩
2023年10月09日 白い紙 そうして完全に 僕らは分離をしていく さよならもないまま 全ての接点を消して 陽が温かく穏やかで 爽やかな風の一日だった こんな日でよかった こんな日だからこそだった タグ :詩写真詩言葉写真風景感情創作詩集自由詩
2023年10月08日 漂う言葉と不確かな意味 もし君が僕のためにこの世界に存在してくれているのならもうやめていいんだよもし君が自分のためにこの世界に存在しないのであればもうやめていいんだよもう僕には君が言いたいこともおそらく伝えたかったことももう知る機会がないから タグ :詩写真詩言葉写真風景感情創作詩集自由詩
2023年10月03日 肌寒い空 徐々に空気が澄んできて 遠くを走る車の音が聞こえる 沈む太陽にさようならと 今宵の月が昇り言う またこの景色を見られたと なんだかほっとする瞬間 随分冷えて切ない空気 秋の映画が閉館になる間際 タグ :詩写真詩言葉写真風景感情創作詩集自由詩
2023年10月02日 叶わなかったとしても 込めた願いが 届こうがどうでもいい 込めるほど真剣に 願った事実だけでいい 叶わないなと 一度も思わなかったのなら 君を信じ切れたと 思えばいい タグ :詩写真詩言葉写真風景感情創作詩集自由詩
2023年10月01日 Delete From ... いらないと思った記憶は パソコンみたくボタンひとつで 消せたらいいのに 許して薄めて忘れていく なかなか消えてくれない君を そうして僕から消していく タグ :詩写真詩言葉写真風景感情創作詩集自由詩
2023年09月25日 24h未満 簡単に手にしたものは どうしたって 溶けるように消えるから 暗いトンネルの中 見えなかったものが 見得るようになるまで 君を待つ364日は それ以外の たった1日で報われる タグ :詩写真詩言葉写真風景感情創作詩集自由詩
2023年09月23日 生を受けて 何も大したことじゃない必死に拾い集めてきたものと最初から持っていたものを互いに持ち寄っただけなのだから泣けてしまうほど美しく笑ってしまうほど誇らしく結局は照れてしまうのだけど僕が胸を張っていい十分な理由 タグ :詩写真詩言葉写真風景感情創作詩集自由詩
2023年09月20日 根幹をなすべく 表面的な美しさなど どうでもいい 枝葉には見向きもせず 幹にしがみつく 葉先の綺麗さなど どうでもいい 一心に惑うことなく 根にしがみつく タグ :詩写真詩言葉写真風景感情創作詩集自由詩
2023年09月19日 流れる雲 一度たりとも同じ景色を 見せることのない雲に重ねて ある段階、ある地点に 依存することのない 常に流れる雲に自分を乗せて タグ :詩写真詩言葉写真風景感情創作詩集自由詩
2023年09月18日 雨音 大粒の雨の音が聞こえる 心地よい騒音に心紛れる 地面に落ち弾ける様が いつもなら届かぬ底の方を 潤していくのだろうか それとも隠れた孤独を音で かき消すのだろうか 降り切ってしまいさえすれば 晴れるであろう明日の展望 いっそう澄み渡る朝焼けを待つ タグ :詩写真詩言葉写真風景感情創作詩集自由詩
2023年09月16日 father ふーっと吹き消せば 跡形もなく消えてしまう そんな弱々しさだったずーっと先の未来まで自ら照らしていけるよう小さな灯火を大切に護った愛しているよこの世界の中に存在する何よりも タグ :詩写真詩言葉写真風景感情創作詩集自由詩
2023年09月15日 歳月 日々成長に触れながら 月日が経つのは早いものだと感じる そのうち嫌でも切り離さなければ ならない時が来るから その時に迷わず僕が手を離せるよう 今すべきことへ向かっていく 澄んだ夕焼け、10年目の秋が来て 季節の移り変わりを感じる タグ :詩写真詩言葉写真風景感情創作詩集自由詩
2023年09月14日 詩人の集い かつてもらったコメントからリンクを辿るも ほとんどの人はもはや生存確認すらできない かつての自分がそうであったようように だからこそ僕はできるだけ長く続けようと思うよ いつか思い出してここへ来てくれることを信じて いつかまたこの世界で逢えることを信じて タグ :詩写真詩言葉写真風景感情創作詩集自由詩
2023年09月10日 別の世界線 本質を理解していた その上で跨ぐ世界線 無意味の繰り返しと 不確かの積み重ね この世界の概念や 感情より重視したもの 助けたい救いたいから 助かりたい救われたい、へ いつもの自分へ戻るため 再び跨ぐ世界線 タグ :詩写真詩言葉写真風景感情創作詩集自由詩
2023年09月07日 栞 言の葉が溢れる言葉の海の底に沈んだ誰にも見られないような言葉その中から響くものを探して目印にしおりをつけるなぜ今の僕に響くのかなぜその言葉を欲したのかを反芻し噛み締める タグ :詩写真詩言葉写真風景感情創作詩集自由詩
2023年09月04日 tailoring 結局僕は、かたちが変わってしまうことを拒んだ 変わったり染まったりしてはいけないものを 差し出して魂を売ってしまうならば もうそれは僕のかたちをした別の人なのだから たとえ正論だったとしても それが今に当てはまらないのならば 全く以て意味をなさないように 色違いの僕を「僕」と言い切る必要はなかった タグ :詩写真詩言葉写真風景感情創作詩集自由詩
2023年08月30日 足跡を辿って 自分が助かる方法すら分からずただただ周りにすがっていた笑顔で埋めても発散で埋めても今思えばどれも正解だったただ、どれだけ穴を埋めても今どうすべきか、だけが宙ぶらりんだったそれがとてつもなく深い穴に感じそこにフタをしたまま足跡を残した過去 タグ :詩写真詩言葉写真風景感情創作詩集自由詩
2023年08月30日 やわらかい光の下で 混ざり合ってもやもやした何色とも言えない色に染まりたい混ぜても溶けないものこそが真実であり僕であったのだとしても薄く掛かった雲の後ろでぼんやりと照らす今日の月みたいに淡くやわらかい色になりたい タグ :詩写真詩言葉写真風景感情創作詩集自由詩
2023年08月26日 大切にするもの 教科書から学んだことではなく自分が視て選んで大切丁寧に積み上げてきたものを信じることそれは僕が集めた答えのかたまり他の誰とも重ならない自分だけのものすごく当たり前のことだけどまず自分だけのものを大切にすること タグ :詩写真詩言葉写真風景感情創作詩集自由詩