fuwauta

詩とは、読み手の想うままに…。
僕が見た『感情』と『風景』をここに残す。
いつかあなたの心に響く日が来る事を願う。
Since 2005. #詩 #写真詩

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ふと最近、過去を振り返る機会があって
どんどん掘り進めていたら
残していた宿題に気づく


今の自分が長らく会っていない昔の自分と
対話しているような感覚を得て
その当時の自分の言いたかった事を辿る


そうしてやることで
あの頃の言葉や自分を救ってあげることが
できるような気がしている


置いてきてしまった言葉の本質を
直しながらのんびりと追いかけていく
解釈は、読み手の思うままに…









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振り返って要らなかったと
切り捨てることで

自分の心が晴れるのなら
そうすればいい

ある日突然消失することを
知っているから

その時点で悔いなきよう
できることをするのだ、と

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このまま綺麗なままで
固めてしまいたいとさえ想えた

何の言及も真相究明もせず
上辺だけの美しい世界に焦がれた

隠し持った感情を飲み込み
理想に入り浸りたい言えない本音

その希釈しても濃厚な世界を
矛盾に満ちたままポケットに入れる

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この先二度と君に逢えなくていい
そう想えるときを迎えられますように

いつまでも優しい君が
遠くから僕を支えてくれますように

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僕の言葉が君に

刺さらなくてよかった


散らばった言葉の破片を

君が踏まなくてよかった


人は言葉で簡単に傷つくと

いう前提から始まる愛情の深さ



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奪った答えを継ぎ接ぎして
張りぼての看板を掲げた頃を
正当化するつもりはない

自力で断つことを放棄して
人を拒絶していた頃の僕を
蹴散らしてやりたいとすら思う

忘れてはいけないのは
いつも迷子になった僕の手を
引いてくれた人々がいたこと

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どれだけ埋めても
埋まらないものと同じで
求め続けようとするほど
永遠に続くのだから

終わりのないものを
自分の意志で終わらせる
続いてしまう一本の線を
自らの意志で切っていく

終わりは作られるのではなく
作っていくのだということ

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本当は手にあるべきだったもの
それを失っていたことに気づく

思えば失ったものなど
数えきれないのだけれど
大抵は取るに足らないもので
なくても生きられるもの

けどそれは違った
完全に失ったままだった
残りの僕をかけて
取り戻す必要があるもの


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誰かのためだけに生きない

誰かのためだけには生きられない

誰かのためだけに生きてはいけない


だから僕は生きていられる



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鉛筆みたく
身を削って役目を果たす

大事なことは
あくまで目的を
達するための手段であり
鉛筆自身には
問題解決をする力が
ないのだということ

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他に染められたのではない
僕自身が良いと思ったから
自らの意志で染まったのだ

いずれ枯れて落ちようとも
鮮やかに色付く瞬間のない
生き方をしたくはなかった



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僕がどれだけ落ち込んでも
いつも変わらず穏やかな青

雑音が煩わしくなっても
それすら忘れさせてくれる青

だから雨の時も雪の時こそ
穏やかで落ち着ける僕を



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その辺で見かける
ありきたりな言葉で
君との一瞬を
終わらせたくない

走り走って息切らして
想いを振り切った先
とっておきの言葉を添え
ここで君を待つ


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性質というよりも
裏表のまったくない
素直な感情に惹かれた

探し求めていた
僕にないものを

君であれば
知っている気がして

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君が見た世界を
解釈した世界に
触れていたい

異質だからこそ
その存在に惹かれる
感性と世界観

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君といつか
再び逢える日が
来るのだろうか

その問いかけが
反響されることなく
空に紛れて見えなくなる



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散りばめられた光が
空に溶け消えてゆく

少し遅れて響く音
うっすら残る煙

焼き付けたいのは
その儚さゆえ

追いかけたいのは
その尊さゆえ

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海を越えても
想いは届くし

空を通じて
言葉は伝わる

隔たりだと
決め込んでたことが

その限りでは
なくなるまで

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自分を裁くのは
最後は自分だと信じていた
そうすべきだと決めていた

けど最後の最後に
僕の味方になりうるのも
僕しかいないのだから

どんな状況下でも
本当の意味で僕を救えるのは
僕しかいないのだから



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ただ君と一緒に
この景色を見たかった

愛されたい訳でも
心奪われたい訳でもなく

二人だけの記憶を
いつか君と話したかっただけ



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単なる突風や向かい風で
簡単に手を離すことがないよう
理解と信頼の深さを求めた

ただ、より大切で大事な
存在になることを
望みながらも恐れた


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太陽のように
存在自体に紛れがなく

この世にひとつしかないものを
ずっと信じていたかった

ピンクがかったあの日の夕焼け
すごくきれいな空、と知らせる

君の目に映った夕焼けも
僕の目に映る夕焼けも

遠く離れていても同じ空
それ以外にはない唯一の事実

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時として事実を
捻じ曲げなければならないもの

最終形が正しくなるよう
そこにあった真実を書き換えること

その内容の如何にかかわらず
避けては通れない障壁だったこと

1点を捻じ曲げたことにより
均整が崩壊するリスクを受容すること

それが分かってもらえなかったとしても
自分が侵され蝕まれてしまったとしても


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絶対絶命の時には
扉を開けて来てくれた

答えを求めて外を探すと
その答えは内側にあると
行動で示す人だった

重く固い扉を叩いて
君が閉ざした先を追う

遠いようで実は近く
近いようで限りなく遠い
その距離は変わることなく


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もうこの世界は
元に戻せないほど
汚れた場所だから

綺麗に見える作りもの
その実は全て偽なのだと

元から世界にあるもの
自然に存在していたもの
それだけを信じること

そして物事の終わりが
行き着くところなのだと



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頭に文字が流れ続ける
言葉は全く出ない

どんな手を使っても
打開の余地はなかった

時間枠いっぱいに
詰め込んだ感情と心情

嬉しくも苦しくも
同じ一日に変わりはない

その上で、知った上で
君は笑顔だったのだと




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本当は人が好きなのに
一人でいた君の
手を引っ張って

一人が幸せという君に
本心ではないと
決めて入り込んで

結果を良い方へ
変えるために僕らは
出来る限り尽くすのだと

変えたくても
変えたくても
どうしても変えられないもの

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風のように予告なく変わる
きまぐれな風見鶏だから

状況次第でどちらにでも
行けるよう道を残したずるさ

いつでも離せる手は
未だ掴んだまま



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そうして完全に
僕らは分離をしていく

さよならもないまま
全ての接点を消して

陽が温かく穏やかで
爽やかな風の一日だった

こんな日でよかった
こんな日だからこそだった




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もし君が
僕のためにこの世界に
存在してくれているのなら
もうやめていいんだよ

もし君が
自分のためにこの世界に
存在しないのであれば
もうやめていいんだよ

もう僕には
君が言いたいことも
おそらく伝えたかったことも
もう知る機会がないから

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徐々に空気が澄んできて
遠くを走る車の音が聞こえる

沈む太陽にさようならと
今宵の月が昇り言う

またこの景色を見られたと
なんだかほっとする瞬間

随分冷えて切ない空気
秋の映画が閉館になる間際

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込めた願いが
届こうがどうでもいい

込めるほど真剣に
願った事実だけでいい

叶わないなと
一度も思わなかったのなら

君を信じ切れたと
思えばいい

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いらないと思った記憶は
パソコンみたくボタンひとつで
消せたらいいのに

許して薄めて忘れていく
なかなか消えてくれない君を
そうして僕から消していく

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簡単に手にしたものは
どうしたって
溶けるように消えるから


暗いトンネルの中
見えなかったものが
見得るようになるまで


君を待つ364日は
それ以外の
たった1日で報われる



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何も大したことじゃない

必死に拾い集めてきたものと

最初から持っていたものを

互いに持ち寄っただけなのだから


泣けてしまうほど美しく

笑ってしまうほど誇らしく

結局は照れてしまうのだけど

僕が胸を張っていい十分な理由

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新たに得ていくというより

優しさや人らしさを

取り戻していく感覚に近い

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癖も習性も知った上で

包み隠さず曝け出す


一切の雑音を遮断して

感覚全てを研ぎ澄ませて


ただ必要とされたい

そのひとつだけだった

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表面的な美しさなど
どうでもいい

枝葉には見向きもせず
幹にしがみつく


葉先の綺麗さなど
どうでもいい

一心に惑うことなく
根にしがみつく

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一度たりとも同じ景色を

見せることのない雲に重ねて


ある段階、ある地点に

依存することのない

常に流れる雲に自分を乗せて

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大粒の雨の音が聞こえる

心地よい騒音に心紛れる


地面に落ち弾ける様が

いつもなら届かぬ底の方を

潤していくのだろうか


それとも隠れた孤独を音で

かき消すのだろうか


降り切ってしまいさえすれば

晴れるであろう明日の展望

いっそう澄み渡る朝焼けを待つ


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ふーっと吹き消せば

跡形もなく消えてしまう

そんな弱々しさだった


ずーっと先の未来まで

自ら照らしていけるよう

小さな灯火を大切に護った



愛しているよ

この世界の中に

存在する何よりも

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日々成長に触れながら

月日が経つのは早いものだと感じる


そのうち嫌でも切り離さなければ

ならない時が来るから


その時に迷わず僕が手を離せるよう

今すべきことへ向かっていく


澄んだ夕焼け、10年目の秋が来て

季節の移り変わりを感じる

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かつてもらったコメントからリンクを辿るも

ほとんどの人はもはや生存確認すらできない

かつての自分がそうであったようように



だからこそ僕はできるだけ長く続けようと思うよ

いつか思い出してここへ来てくれることを信じて

いつかまたこの世界で逢えることを信じて

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本質を理解していた

その上で跨ぐ世界線


無意味の繰り返しと

不確かの積み重ね


この世界の概念や

感情より重視したもの


助けたい救いたいから

助かりたい救われたい、へ


いつもの自分へ戻るため

再び跨ぐ世界線

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言の葉が溢れる


言葉の海の底に沈んだ

誰にも見られないような言葉

その中から響くものを探して

目印にしおりをつける

なぜ今の僕に響くのか

なぜその言葉を欲したのかを

反芻し噛み締める

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結局僕は、かたちが変わってしまうことを拒んだ

変わったり染まったりしてはいけないものを

差し出して魂を売ってしまうならば

もうそれは僕のかたちをした別の人なのだから



たとえ正論だったとしても

それが今に当てはまらないのならば

全く以て意味をなさないように

色違いの僕を「僕」と言い切る必要はなかった

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君の明日がやさしく朗らかな一日でありますように

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自分が助かる方法すら分からず

ただただ周りにすがっていた


笑顔で埋めても発散で埋めても

今思えばどれも正解だった


ただ、どれだけ穴を埋めても

今どうすべきか、だけが宙ぶらりんだった


それがとてつもなく深い穴に感じ

そこにフタをしたまま足跡を残した過去

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混ざり合ってもやもやした

何色とも言えない色に染まりたい


混ぜても溶けないものこそが

真実であり僕であったのだとしても


薄く掛かった雲の後ろで

ぼんやりと照らす今日の月みたいに


淡くやわらかい色になりたい

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教科書から学んだことではなく

自分が視て選んで大切丁寧に

積み上げてきたものを信じること


それは僕が集めた答えのかたまり

他の誰とも重ならない自分だけのもの


すごく当たり前のことだけど

まず自分だけのものを大切にすること


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